Kon's DX Lab - Case Study

Day 74|VPS初心者でも安心!ConoHa VPSを契約してみた

Published on 2025-06-14

🔬 Case Study Summary
Problem

(ここに課題を記述)

Result

(ここに具体的な成果を記述)


Tech & Process

(ここに採用技術とプロセスを記述) コードを詳しく見る »

こんにちは、こんです🦊

今回は、前回の記事(Day 70|非エンジニアにも届けたい。業務改善ツールの“ちゃんとした”配布方法を考えた)の続編として、VPS(仮想プライベートサーバー)を初めて契約した話です!

目的はズバリ、「100日チャレンジで作ったStreamlitアプリを、誰でも使える形で社内配布するための基盤づくり」。

VPS?それってなんか難しそう…
ConoHaって聞いたことあるけど、どう選べばいいの?

そんな人に向けて、今回はConoHa VPSの契約から初期設定までのステップを一気に公開します!


実験のきっかけ:ツール配布が一番のハードル?

Streamlitで業務改善ツールを作ってきたものの、ローカル環境だと:

  • 他の人に渡せない(localhost問題)

  • PC依存で保守性が低い

  • Cloudサービスは認証・制限が煩雑

という壁にぶつかり、「配布の壁」に直面

そこで出てきた選択肢が VPS(仮想プライベートサーバー)+Docker でした。


実際に選んだConoHa VPSの契約内容

契約時の設定方針を以下にまとめました👇

ポイント:セキュリティグループの設定を忘れると外部接続できません⚠️

初期設定の流れ(初心者向け手順)

🔑 1. VPSにSSHログイン(Teratermまたはブラウザコンソール)

ssh root@<グローバルIPアドレス>

ConoHa管理画面 > サーバー > ステータスが「起動中」のVPSのネームタグをクリック > コンソール で確認できます。

Ubuntu 22.04.5 LTS vm-f4910ca5-af tty1

vm-f4910ca5-af login: root
Password: 
// ここにVPS契約時に設定したrootのパスワードを挿入。
// コピー&ペーストが出来ないため、「テキスト送信」ボタンを押し、
// パスワードとEnterをテキストボックスに入れて、「送信」ボタンを押す

🛠 2. OSをアップデート!

apt update && apt upgrade -y

🔥 3. ファイアウォール(ufw)設定

apt install ufw -y

# 必要なポートのみ許可
ufw allow 22     # SSH
ufw allow 80     # HTTP
ufw allow 443    # HTTPS

# デフォルトは全拒否、許可したものだけ通す
ufw default deny incoming
ufw default allow outgoing

# ファイアウォール有効化
ufw enable

# 状態確認(許可ポートが表示されていればOK)
ufw status verbose

🔐 4. SSH攻撃対策(fail2ban)

apt install fail2ban -y

# 起動&自動起動設定
systemctl enable fail2ban
systemctl start fail2ban

🐳 5. Docker & docker-composeインストール

# Docker本体
apt install docker.io -y

# 自動起動設定
systemctl enable docker
systemctl start docker

# docker-compose(Pythonベース)
apt install docker-compose -y

# 動作確認(バージョンが表示されればOK)
docker -v
docker-compose -v

👤 6. 一般ユーザーを作成(sudo付き)

adduser localadm
passwd localadm

New password: // 任意のパスワードを設定
Retype new password: // 上記で指定したパスワードを繰り返す

usermod -aG sudo localadm // 作成したアカウントにroot権限を付与(Superuser do / Substitute user and do)

実感したメリット

  1. 非エンジニアにも使いやすい

    • 自分以外の人でも、アプリにアクセスできる形に近づいた

  2. セキュリティも最低限確保

    • ufw + fail2banの導入で、サーバーが「素通し状態」にならないようにできた

  3. Docker環境が整ったことで次が見えた

    • 複数アプリを1台に集約可能。いよいよ資産化へ!

次回予告:Streamlitアプリのデプロイ!

次は、以下を実施予定です👇

  • Dockerfileとdocker-compose.ymlの作成

  • nginxの設定とリバースプロキシ化

  • JPAddressCheckerの公開URLを用意

  • 日本郵便APIとの本番接続


まとめ:VPS契約って「壁」じゃなかった

「VPS=玄人向け」という思い込みがありましたが、実際にやってみると、

「1つずつ進めば全然いける!」

という感覚になれました。とくにConoHa VPSは日本語のサポート記事が多く、“最初の一歩”を踏み出すには最適だと感じました。


それでは、また次の実験で!🦊


#100日チャレンジ #業務改善 #ノーコード #Docker #Streamlit #ChatGPTで業務効率化 #VPS #ConoHa #住所チェック #初心者向けVPS