Kon's DX Lab - Case Study

Day 72|「名寄せ後の出荷伝票番号をどう管理するか?」ECサイトアップロード用CSVを自動生成!

Published on 2025-06-13

🔬 Case Study Summary
Problem

(ここに課題を記述)

Result

(ここに具体的な成果を記述)


Tech & Process

(ここに採用技術とプロセスを記述) コードを詳しく見る »

こんにちは、こんです🦊

前回(Day 67)では、「名寄せ後に配送先や業者がバラつく問題」に対して、出荷指示データの整形ツールを作りました。

そして今回は、その「出荷完了後」の実務にフォーカス!

📦 名寄せして「1顧客=1出荷」にまとめた後、
ECサイトにアップロードする出荷実績データを毎回手作業で整えていませんか?


🔧 前提:出荷フロー

本事例の出荷業務では、受注データを一度「顧客単位」で名寄せしてから、物流システムに出荷指示を行います。
しかし、ECサイトに出荷実績(伝票番号など)をアップロードする際には、「元の注文番号単位」でのデータ再構築が必要になります。

ここで生じていたのがこのような課題です:


🧨 課題:名寄せ後の逆変換、面倒すぎ問題

  • 名寄せ後データ行から注文番号を目視抽出して手入力

  • 同じ顧客IDでも複数の伝票番号があり、どれを対応づけるか毎回悩む

  • 配送業者・出荷日・伝票番号の参照元がバラバラ

  • 毎回CSVを組み直すのに30分以上の手間…


🛠 作ってみたもの

今回は、Streamlitで動く「管理画面伝票番号アップロードCSV自動生成ツール」を作成しました。

主な機能は以下の通り:

  • ✅ 名寄せ後データ行から注文番号を正規表現で自動抽出

  • ✅ 注文番号 ⇔ 荷主出荷NO ⇔ 最終問い合わせ番号 を完全マッピング

  • ✅ 配送業者(佐川、ヤマトなど)・出荷日を自動取得

  • ✅ 「注文番号,対応状況,発送予定日時,配送業者,伝票番号」の構成でCSV生成(ANSI対応)

  • ✅ 確認用に顧客ID・荷主出荷NO・伝票NOキーを含むCSVも同時出力


✅ 実装結果:全件完全一致!

  • 注文番号:すべてに「伝票番号」「出荷日」「配送業者」が紐づけられた

  • 問い合わせ番号のユニーク数も 荷主出荷NOの件数(実際に出荷した件数)と一致 するよう調整済み

  • 同一顧客で複数出荷しているケースも考慮し、誤紐付けゼロを実現


👀 実際の画面イメージ(抜粋)

  • 注文番号抽出一覧(名寄せ後データ行から)

  • 注文番号⇔荷主出荷NOマスタ

  • 問い合わせ番号マッピング確認

  • 出力CSV(管理画面アップロード用 + 確認用)


🎯 実感したメリット

  • 「この注文、何の伝票番号だったっけ?」という迷いがゼロに

  • EC管理画面でのアップロードが爆速(手直し不要)

  • 属人的な手作業が一切なくなり、チームメンバーでも再現可能な業務


🔜 次回予告

次はこのツールのSlack通知連携+定期実行(cron)化にチャレンジしてみます!

  • Streamlit×Python×Google Drive連携で完全自動出力

  • 「アップロード漏れアラート」まで実装できるか!?


🧾 まとめ:「名寄せの“あと”にも自動化を」

名寄せすることで一度まとめた出荷情報。
でも、注文番号ベースの整形は絶対に必要ですよね?

今回は「名寄せ前に戻す」ような逆変換を、
注文番号・荷主出荷NO・伝票番号の3点セットで再構築することで、実務上のラストピースを埋めました。


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