こんにちは、こんです🦊
前回(Day 67)では、「名寄せ後に配送先や業者がバラつく問題」に対して、出荷指示データの整形ツールを作りました。
そして今回は、その「出荷完了後」の実務にフォーカス!
📦 名寄せして「1顧客=1出荷」にまとめた後、
ECサイトにアップロードする出荷実績データを毎回手作業で整えていませんか?
🔧 前提:出荷フロー
本事例の出荷業務では、受注データを一度「顧客単位」で名寄せしてから、物流システムに出荷指示を行います。
しかし、ECサイトに出荷実績(伝票番号など)をアップロードする際には、「元の注文番号単位」でのデータ再構築が必要になります。
ここで生じていたのがこのような課題です:
🧨 課題:名寄せ後の逆変換、面倒すぎ問題
名寄せ後データ行から注文番号を目視抽出して手入力
同じ顧客IDでも複数の伝票番号があり、どれを対応づけるか毎回悩む
配送業者・出荷日・伝票番号の参照元がバラバラ
毎回CSVを組み直すのに30分以上の手間…
🛠 作ってみたもの
今回は、Streamlitで動く「管理画面伝票番号アップロードCSV自動生成ツール」を作成しました。
主な機能は以下の通り:
✅ 名寄せ後データ行から注文番号を正規表現で自動抽出
✅ 注文番号 ⇔ 荷主出荷NO ⇔ 最終問い合わせ番号 を完全マッピング
✅ 配送業者(佐川、ヤマトなど)・出荷日を自動取得
✅ 「注文番号,対応状況,発送予定日時,配送業者,伝票番号」の構成でCSV生成(ANSI対応)
✅ 確認用に顧客ID・荷主出荷NO・伝票NOキーを含むCSVも同時出力
✅ 実装結果:全件完全一致!
注文番号:すべてに「伝票番号」「出荷日」「配送業者」が紐づけられた
問い合わせ番号のユニーク数も 荷主出荷NOの件数(実際に出荷した件数)と一致 するよう調整済み
同一顧客で複数出荷しているケースも考慮し、誤紐付けゼロを実現
👀 実際の画面イメージ(抜粋)
注文番号抽出一覧(名寄せ後データ行から)
注文番号⇔荷主出荷NOマスタ
問い合わせ番号マッピング確認
出力CSV(管理画面アップロード用 + 確認用)
🎯 実感したメリット
「この注文、何の伝票番号だったっけ?」という迷いがゼロに
EC管理画面でのアップロードが爆速(手直し不要)
属人的な手作業が一切なくなり、チームメンバーでも再現可能な業務へ
🔜 次回予告
次はこのツールのSlack通知連携+定期実行(cron)化にチャレンジしてみます!
Streamlit×Python×Google Drive連携で完全自動出力
「アップロード漏れアラート」まで実装できるか!?
🧾 まとめ:「名寄せの“あと”にも自動化を」
名寄せすることで一度まとめた出荷情報。
でも、注文番号ベースの整形は絶対に必要ですよね?
今回は「名寄せ前に戻す」ような逆変換を、
注文番号・荷主出荷NO・伝票番号の3点セットで再構築することで、実務上のラストピースを埋めました。
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