こんにちは、こんです🦊
今回は、倉庫システム(WMS)でのCSV取り込みを見越して、最終出力ファイルの仕様整備を進めました。
現場からも「WMSにそのまま読み込める形で出して!」という声が増えてきたので、列構成・ファイル名・ダウンロード機能を一気に改善しています。
実験のきっかけ:WMS側の仕様に毎回合わせるのがつらい
あるある、ありませんか?
ツールで出力したCSVを毎回コピペして加工している
WMSに合わせた列構成・文字コード・ファイル名を人力で合わせる
運用者によって「どの列まで残すか」がバラバラ
これ、完全に属人化の温床ですよね。
「せめて出力形式だけでも固定してしまおう!」と考えました。
作ってみたもの(システムの概要)
今回実装したのは、WMS向けに最適化された出力形式の選択機能です:
✅ 列構成を「WMS向け」に絞った出力(分析用の内部列は除去)
✅ 「結合配送先」「バッチ番号」などの内部処理列は非表示に
✅ ダウンロードボタンの横にWMS出力・通常出力の切替UIを追加
✅ ファイル名も自動で整形 → ロジザードインポート用受注データ_{案件名}_yymmdd_x行x件x名.csv
実感したメリット
1. そのままWMSに投げ込める!
「余計な列を削る」「文字コードを直す」「ファイル名を変える」──これら全部、不要になりました。
ワンクリックでWMS取込みOKの形式が出力できます。
2. 列構成のミスがゼロに
「何列目まで入れればいいんだっけ?」問題も解消。
社内ルール・WMS仕様に沿った標準フォーマットに強制統一されます。
3. ファイル名も自動整形で履歴が明快に
実行日(例:240605)
出力件数・顧客数
用途(例:ロジザードインポート用)
すべてが明記されたファイル名で、どのデータか一目瞭然。
構成
【WMS向けCSVのダウンロードUI】:通常出力との切り替えボタンあり
【出力ファイル名】:ロジザードインポート用受注データ_{案件名}_yymmdd_x行x件x名.csv
【出力列構成】:WMSが求める列のみに限定
荷主出荷NO、会員ID、配送先情報、品番、数量、配送業者、納品書コメント、過去日指定
今後の予告:バグや例外ケースへの対応とまとめ記事へ!
今後は、ここまでで得られた一連の学びと構造をまとめ、
他のプロジェクトでも再利用できるよう「仕組み化のフレームワーク」を整理していく予定です。
まとめ:出力の標準化=現場運用の再現性
出力形式を固定・標準化するだけで、後工程の属人作業が一気に消えます。
これはツールを作る上での“最後の一押し”ではなく、最初から設計すべき要件なのかもしれません。
次は全体を振り返って「仕組み化」視点で見直していきます!
それでは、また次の実験で!🦊
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