Kon's DX Lab - Case Study

Day 66|当選物コードと品番を自動照合する変換&検証ツールを作ってみた

Published on 2025-06-06

🔬 Case Study Summary
Problem

(ここに課題を記述)

Result

(ここに具体的な成果を記述)


Tech & Process

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こんにちは、こんです🦊

今回は「当選物コードと品番が合っているか不安…」「CSV変換が属人的でヒヤヒヤする…」そんなモヤモヤを解決すべく、品番変換&整合性チェックツールをStreamlitで作った記録です。


実験のきっかけ:ミスの温床になっていた“目視変換”

こんなこと、起きていませんか?

  • ECシステムから出力される当選物コード(例:A_001)と、倉庫が必要とする品番(例:A12345678)が一致しない

  • Excelマスタで「このコードはこの品番」と変換していたが、毎回手作業

  • 出荷前にミスが発覚 → 急ぎで修正 → 間に合わない…

「自動で変換して、間違いもチェックできるようにしたい!」と思い立って、実装してみました。


作ってみたもの(システムの概要)

今回はこんな機能を持つツールを作成しました:

  • ✅ Excelマスタをもとに当選物コードを品番・JAN・商品名へ変換

  • ✅ 変換前・変換後の比較表示

  • ✅ マスタに存在しないコードの自動検出

  • ✅ 会員ID×出荷NOの1:1/1:多構造の分類と比較テーブル表示

  • ✅ 結合配送先が異なる場合の配送業者統一ロジック

  • ✅ 出荷NOごとに代表行を抽出 → CSV出力


実感したメリット

1. マスタを使った変換の再現性が担保された

Excelに正しいマスタさえ用意すれば、誰がやっても同じ変換結果に。
属人的な「覚えている人しかできない処理」から卒業できました。

2. 差異検知で“ヒヤリハット”を事前に回避

「配送先が一致していない」「配送業者が混在している」などの不整合も自動検知。
バッチ分けや顧客別の例外処理に漏れがなくなりました。

3. 「結合配送先」による相違チェックが非常に有効だった

都道府県や郵便番号、番地の違いなど微差レベルでも検知可能。
目視では見落とすような差異も確実に拾えました。


構成

  • 【マスタ読み込み】:Excelファイルを選択し、品番・JAN・商品名を読み込み

  • 【変換結果プレビュー】:変換前の当選物コードと変換後の品番等を並列表示

  • 【配送先相違チェック】:同一会員IDの配送先の違いをdiffで明示

  • 【代表行抽出】:出荷NO単位で代表行を1件抽出してCSV出力


次回予告:バッチ分けと「過去日指定」の自動設定に挑戦!

今回は「正しく変換する」ことが中心でしたが、
次は「いつ・どこに・何件出すか?」の自動バッチ処理ロジックを組んでいきます。

  • 配送業者ごとの分割

  • 過去日指定の末尾連番

  • 出荷NO単位での代表データ抽出

など、実務で求められる一歩踏み込んだ処理にチャレンジ予定です。


まとめ:検証こそがDXの本丸かもしれない

今回の実験は、「集計」ではなく「変換と検証」に重きを置いたものでした。

属人化を防ぐには、“誰でも同じ判断ができる仕組み”が必要。
結合配送先やマスタ突合といった仕組みが、それを支える柱になり得ると実感しました。

それでは、また次の実験で!🦊


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