Kon's DX Lab - Case Study

Day 49|請求書未登録チェックを自動化!複数CSV統合と取引先マスタ突合の仕組みづくり

Published on 2025-05-20

🔬 Case Study Summary
Problem

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Result

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Tech & Process

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こんにちは、こんです🦊

今日は「請求書の未登録チェックって、もっとラクにならないかな?」と思って、Google Apps Scriptを活用した仕組み化にチャレンジしてみました。


実験のきっかけ:月末処理の属人化と確認漏れ

こんなこと、起きていませんか?

  • 毎月経理から「この取引先、請求書来てないけど登録してる?」と確認が来る

  • 登録されている請求書の一覧がファイルごとに分かれていて全体把握が難しい

  • 担当者が曖昧で、経理から個別確認されることが常態化している

「これ、もっと仕組みで防げるのでは?」と思って、試してみることにしました。


作ってみたもの(システムの概要)

今回はこんな仕組みを作ってみました:

  • Google Drive上の請求明細CSVをすべて自動読み込み

  • 支払先マスタと支払先コードで突合

  • 指定した月(例:2025-04)の受領有無をチェック

  • 結果を一覧化し、「未登録の取引先」や「担当者不明」を一目で把握

すべてApps Scriptで実装。ChatGPTと会話しながら整理し、コードの分割と再利用性にも配慮しました。


実感したメリット

1. 経理からのアラート前に動ける

毎月のように「請求書登録されてないんだけど…」と経理から声がかかっていたのが、事前チェックで未然に対応できるように。

2. 担当者が紐づいたリストだから、対応が明確に

支払先マスタに「氏名・メールアドレス」が入っているので、Slack通知やメール送信への展開も視野に。

3. 再利用しやすいコード構造に分割できた

  • 読み込み(1件 vs 複数)

  • データ抽出(特定月)

  • 結果出力

  • 今後:通知・可視化・AppSheet化も容易


実際の画面イメージ

  • 【請求明細シート】:複数の請求明細CSVから統合された請求書データが並ぶ(「おもて情報.支払先コード」「締日」など)

  • 【支払先マスタシート】:会社名・支払先コード・担当者・メールアドレスなどを格納したマスタ

  • 【チェック結果シート】:対象月に請求書がない取引先が ❌ マークで表示される


次回予告:通知連携やAppSheetビュー化も進めてみたい

今回は請求書未登録の検知まででしたが、次回は以下の構想を予定しています:

  • ステップ1:Slack通知 or Gmail通知(未登録者にアラート送信)

  • ステップ2:AppSheet化で誰でもスマホからチェック

  • ステップ3:定期実行で月末前に自動で一覧更新

「もうちょっと仕組みで回したい」を実現する一歩として進めていきます。


まとめ:請求書確認は仕組みで“受け身”から“攻め”に

今回の実験では、複数ファイルにまたがるCSVを統合し、担当者と紐づけてチェックできる仕組みを整えました。

確認作業を属人化せず、仕組みで早期対応ができる環境を目指して。
次は通知やUIまわりも整備して、より使いやすくしていきます。

それでは、また次の実験で!🦊


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